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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

シンスプリント 病理、解剖.

シンスプリントの圧痛部位からは、後脛骨筋、長趾屈筋、ヒラメ筋、長母趾屈筋、骨膜、骨が挙げられました。

病理学的な検討としては、
1)骨膜炎
  ・骨膜肥厚と骨膜下の骨新生の所見→1例(Michael-1985)
  ・骨皮質の骨新生の所見→35例中22例(Johnell-1982)
2)筋膜炎
  →35例中13例(Johnell-1982)
3)血管炎
  →2例(Mubarak-1982)

解剖学的な検討としては、
・後脛骨筋、長趾屈筋、ヒラメ筋の収縮により、脛骨付着部筋膜のストレスが増加(Bouche-2007)
・深後部コンパートメントの測定で内圧の上昇は認めなかった(Mubarak-1982、Melberg-1989)


後脛骨筋や長趾屈筋などの収縮ストレスがポイントになってくるのでしょうか?