popliteus mのブログ

整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

有痛性外脛骨  理学療法2

有痛性外脛骨に対する過回内の抑制を検討すると、
・解剖的破綻により機能不全のある後脛骨筋
・背屈を伴う前脛骨筋
は除外として、

回外および底屈に作用する
・長母趾屈筋
・長趾屈筋
の機能が重要だと考えられます。

さらに、内側縦アーチの低下として捉えると
・母趾外転筋
も抑えておきたいところです。


過背屈や過回内の抑制に対する足底板、テーピング(園部-2008)

1)足部の回内抑制

 ①足底板:内側アーチ

 ②テーピング:後足部内反-第1列背屈誘導

2)足部の背屈抑制

 ①足底板
 <立脚中期前半までの過背屈がある場合>
  ・後足部レベルの横アーチ
  ・載距突起部の内側アーチ
  ・3~5mmのヒールアップ

 <推進期での過背屈がある場合>
  ・楔状骨レベルの横アーチ