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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

.PI1-084「膝深屈曲位でのブリッジ動作における股関節周囲筋および腰背部筋の筋活動量」

PI1-084「膝深屈曲位でのブリッジ動作における股関節周囲筋および腰背部筋の筋活動量」梶本 寿洋
第46回日本理学療法学術大会 2011年

・ブリッジ動作では、膝屈曲70~130° の角度変化では膝屈曲角度が増すにつれて大殿筋の筋活動量は増加し、ハムストリングスでは減少するとの報告がある。

・両膝 130°、150°、片膝 130°・150°屈曲位でのブリッジ動作の筋活動量を表面筋電計を用いて計測。

1)大殿筋

  ・片膝 130°ではその他と比べ有意に増加。

2)大腿二頭筋

  ・両膝ブリッジに比べ、片脚で有意に高値を示した。

  ・両脚、片脚ともに 130°に比べ150°で活動量が低かった。

3)半腱様筋

  ・両膝150° に比べ、片脚で有意に高値を示した。
 
4)脊柱起立筋(L4レベル)

  ・全てで有意差はなかった。

5)中殿筋

  ・両脚に比べ、片脚で有意に高値を示した。

6)外側広筋

  ・両膝に比べて、 片膝 150° で有意に高値を示した。

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大殿筋やハムストリングス目的であれば、

片脚の130°くらいがよさそうです。

あまり行いませんが、する時は110-120°くらいでした。

脊柱起立筋の筋活動が意外と高いのですね。