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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

鼠径ヘルニア

<鼠径ヘルニア>

胎児期にある腹膜鞘状突起が、妊娠後期に閉塞せず開いたままになっている。

このため、腸などが脱出してしまい鼠径部が膨らんでしまう。

頻度は約5%で、特に2500g以下では10~20%に発症。

自然治癒は非常に稀で、原則として手術が必要。

手術は脱出した臓器を腹腔内に戻し、ヘルニア囊を頭側でしばる。


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娘が3か月検診で、鼠径ヘルニアを指摘されました。

専門医を紹介され、受診したところ卵巣が脱出してるかなということ。

軽度であるがやはり手術が必要で7月に手術になりました。

手術までに注意することは「嵌頓」。

脱出した臓器が、締め付けられて戻らなくなってしまった場合のことで、

通常よりも大きく腫れたり、3-4時間不機嫌な状態が続くようであれば、

すぐ連絡くださいと言われました。

現在のところ小さいし泣いたりしてもあまり出てこないので、「嵌頓」したらすぐにわかりそうです。

早く治るといいね。