PI1-275 「健常人と慢性疼痛患者における胸椎弯曲アライメントの形態特性の比較」
PI1-275「健常人と慢性疼痛患者における胸椎弯曲アライメントの形態特性の比較」尾崎 純
第46回日本理学療法学術大会 2011年
・ 対象は20-40 歳の健常人と慢性疼痛患者各40名(男女各20名)。
・上位胸椎:第7頸椎椎体下面から第6胸椎椎体下面。
・下位胸椎:第7胸椎椎体上面から第12胸椎椎体下面。
・上位胸椎後弯角度と下位胸椎後弯角度には強い相関が認められた。
・健常群と慢性疼痛群の比較では、下位胸椎後弯角度 15°以上では慢性疼痛群の上位胸椎後弯角が有意に低値を示した。
・青年層の慢性疼痛患者では、上位胸椎後弯角の減少が胸椎弯曲アライメントの特徴である。
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胸椎でも特に上位胸椎(T7-C6)の後弯をしっかり出すことがポイントになりそうです。
となると、T2-5肋骨に付着する小胸筋のタイトネスが胸椎後弯を制限している可能性が高いのかもしれません。
小胸筋は、胸郭出口症候群や肩甲骨マルアライメントの要因になったりと悪さばっかりする印象がありますが、裏を返せばそれだけ働いているということ.
なんとか負担を減らしてあげたいものです。