横突棘筋
「Functional Morphology of the Thoracolumbar Transversospinal Muscles」
「横突棘筋胸腰椎部の機能形態」
・5遺体の横突棘筋胸腰椎部を顕微解剖。
・仙骨内側に付着する小さい筋が存在。
・筋は非常に好気性で(typeⅠの割合が89%)、尾方に行くほどtypeⅠの割合は減少する。
・胸椎中部では、腰椎下部と比較してTypeⅠ線維の割合がかなり大きかった。
・横突棘筋は多羽状筋で、好気性、線維は平行に走行、脊柱の微調整に関与する
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・脊柱起立筋の深部にある半棘筋、多裂筋、回旋筋を横突棘筋という。
・椎弓板から4つ下の横突起まで横や斜めに走行(Kapandji)。
・4つ上方の椎骨棘突起と椎弓板から下方の横突起に走行(Winckler)。
・椎体を反体側へ回旋(Kapandji)。
・多裂筋だとtypeⅠが多いのは以前から報告されていましたが、腰椎下部に比べて胸椎中部での割合が大きいところは着目すべきところかもしれません。