.骨間距踵靱帯の形態と機能について- 第 2 報 -
PI1-294「骨間距踵靱帯の形態と機能について - 第 2 報 -」壇 順司
第46回日本理学療法学術大会 2011年
・骨間距踵靱帯は、足根骨管靱帯、頚靱帯(以下 CL)、前関節包靱帯(以下 ACL)、深内側距踵靱帯(以下 DMTL)で構成されている。
・骨間距踵靭帯の距骨下関節の回内と回外の制御について、機能的観点から調査・検討した。
・各靱帯を切断しながら、回内・回外の角度変化を測定した.
・靱帯の切断の順番は、
1)CDA群:切断無(以下NC)→ CL → DMTL → ACL の順
2)DCA群:NC → DMTL → CL → ACLの順
<水平面・前額面での回内>
1)CDA 群
・先に CL を切断しても回内角度は変化がなく、DMTL 切断で有意に角度が増加した.
2)DCA 群
・先にDMTL 切断で回内角度が有意に増加した.
→回内の制動には DMTLが関与していることが示された.
<DMTL>
・足根骨管の内側の開口部に位置する。
・踵骨の後距骨関節面前縁中央部付近から距骨の後踵骨関節面の前内側縁に内上方に向かって、回内の運動方向に近づきながら斜走しているため、回内を制動すると考えられる.
<水平面,前額面での回外>
・ACL を切断した場合にのみ、回外角度が増加した。
→回外の制動には ACL が関与していることが示された.
<ACL>
・踵骨の後距骨関節面の前縁の中央やや外側から距骨の後踵骨関節面前縁で足根洞内側部に向かって、足根洞の後壁を垂直に走行しているため、回外を制動すると考えられる.
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マニアックすぎる。
どうやって臨床に応用していいのか考えもつきません。
でも、こういうの好きです。