PI1-324 「膝前十字靱帯損傷女性患者の受傷機転と術後筋力の推移の特徴」
PI1-324 「膝前十字靱帯損傷女性患者の受傷機転と術後筋力の推移の特徴」青木 幹昌
第46回日本理学療法学術大会 2011年
１）手術時平均年齢
・男性群 32 歳（11例）、女性群 23 歳（24例）で男性群が有意に高い。
２）BMI
・有意差なし。
３）非接触型の受傷機転
・男性群：約 55%。
・女性群：約 95%。（ﾊﾞﾚｰﾎﾞｰﾙ11例46％、ﾊﾞｽｹｯﾄ6例25％）。
４）手術側膝伸展筋力の平均回復率：男性／女性
・術後 3 ヵ 月： -3.17%／ -13.21%
・術後 6 ヵ月 ：29.7%／ 18.5%
・術後 9 ヵ月： 33.0%／ 21.2%
・術後 12 ヵ月： 34.4%／ 44.0%
５）膝屈曲筋力の平均回復率男性／女性
・術後 3 ヵ月： -7.9%／ -7.7%
・術後 6 ヵ月： 25.2%／ 18.5%
・術後 9 ヵ月 ：30.4%／ 30.9%
・術後 12 ヵ月 ：42.6%／ 40.6%
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・従来の報告どおり、ACL損傷者は女性に多く、男性と比べて若い年齢に多くなっています。
・女性は、非接触型でﾊﾞﾚｰﾎﾞｰﾙ、ﾊﾞｽｹｯﾄでの受傷が多く、ｼﾞｬﾝﾌﾟの着地での受傷が多いのかもしれません。
・女性では、身体的な特徴、動作時の膝屈曲角、筋力比などACLに対してやや不利な条件がそろっていますね。
