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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

仙腸関節部周辺痛の病態・評価・治療

「仙腸関節部周辺痛の病態・評価・治療」
中宿伸哉先生 (吉田整形外科病院  整形外科リハビリテーション学会理事)

仙腸関節周辺部痛の要因としては、
・後仙腸靭帯
・多裂筋
・大殿筋
・仙結節靭帯
・梨状筋
・関連痛(椎間関節性、神経根性、皮神経由来)
などが考えられる。

文献的には、後仙腸靭帯の影響が主に言われている。

後仙腸靭帯は、仙骨後傾で緊張し、多裂筋の連結や大殿筋に覆われているので、
仙骨の矢状面上の動きや、多裂筋や大殿筋の影響も考えられる。

仙腸関節のストレスを考える上には、腰椎の可動性が必要となる。


仙骨後傾のところで考えていた、後仙腸靭帯(長背側仙腸靭帯)と筋の関係などが整理できて、とても楽しいセミナーでした。