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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

三角筋

三角筋

Anatomy Trainによると三角筋
1)前部線維 と 僧帽筋上部
2)中部線維 と 僧帽筋中部
3)後部線維 と 僧帽筋下部
は連結している。
僧帽筋-三角筋複合体は脊柱の上部から上腕骨に向かう、一つの大きな三角形の筋肉ともいえる。

機能的にも、
1)肩屈曲-内旋 と 肩甲骨挙上-上方回旋
2)肩外転    と 肩甲骨内転-上方回旋     
3)肩伸展-外旋 と 肩甲骨下制-上方回旋
とそれなりにリンクしている。

また、三角筋遠位では外側筋間中隔から外側上顆、前腕の伸筋へと連結。
外側上顆付近では弱々しく、ストレスがかかりそうな構造となっている。

外側上顆炎に対しては、三角筋僧帽筋の近位からの影響も考えられるかもしれない。
でも、肩甲帯に影響する僧帽筋まで行ってしまうと、前鋸筋などが絡んできて、体幹が絡んできて、下肢が絡んできて、足部が絡んできて・・・
外側上顆炎なのに足のリハビリ?なんてこともあるかもしれない。

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