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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

日経ランニング特集「脳力アップ走って実感」

7月20日日経新聞はランニング特集「脳力アップ走って実感」が掲載されています。

ランニングなどの軽い運動は、身体だけでなく脳にもよい。


1)中強度のランニング(最大酸素摂取量50~60%)
左脳の前頭前野背外側部(46野)が活性化。
46野の活性化により、類推、選択、判断の機能が上がる。
仕事のや勉強の能率が下がったら、10分程度走るだけでも効果的。
46野は、注意、集中、メモリー機能にも関わり、認知症などの予防効果もあるのではないかと期待される。

2)低強度のスロージョギングや速歩
学習、記憶に関わる海馬が活性化。
マウスによる実験では、運動により海馬の神経回路が活性化し、海馬が大きくなることが判明。
海馬活性化により、本能的な欲求が抑制され、認知機能が高まる。

ランニングに限らず、自転車などでも軽い運動は身体や脳によさそうです。



逆境を生き抜く力 では、
今読んでいる本では、「五感を働かせる散歩」を推奨しています。

散歩をしながら、見る、聞く、嗅ぐ、触れるなど感じる。

私も通勤時に時々やっていたのですが、
普段、何も感じていなくて歩いていても、
実際は、色々な音、肌に感じる風などの情報が身体に伝わっているのがわかります。
他のことに思いを巡らして歩いているよりも心地よく、脳をクールダウンしてくれるような感覚があります。
イライラしていたり、ストレスがたまっている時はお勧めです。