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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

「重錘把持での歩行が膝内反モーメントに与える影響」

PI2-323「重錘把持での歩行が膝内反モーメントに与える影響」高木 優衣: 第46回日本理学療法学術大会、2011年

<対象>
・健常女性15名(年齢:20.6±0.8歳)
・無負荷: 重錘なし
・対側 :利き脚(ボールを蹴る側)と対側に3kgの重錘を把持
・同側 :同側に3kgの重錘を把持

<膝内反モーメント>
1)第1最大値、第2最大値、立脚期全体の積分
「対側」>「無負荷」>「同側」
2)接地から荷重応答期までの積分
「対側」> 「無負荷」「同側」

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例えば、右手にいつも荷物を持っていると、
左膝の内反モーメントが増加するため、
左膝の内反変形(O脚)のリスクが高くなる可能性があります。

左膝が痛い時は、左に荷物を持つと少し楽になるかも知れません。

このような普段の何気ない動作や習慣が、
膝痛や腰痛、肩こりなどの要因の一つとなっていることがあります。