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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

気象病

毎年ですが、5月半ばくらいから下肢痛が強くなったり、足がつったり、頭痛がする人が多くなる印象があります。

梅雨時期で天候が不順になっており、「気圧」、「温度」、「湿度」の変化が影響を与えることもあるようです。

気圧の低下により、痛みが出るとの研究結果もあり、実際に雨降る前の日が辛いという人が多くいます。(なかには、沖縄に低気圧がくると辛いという人もいました)

交感神経活動、血管の浸透圧の変化、脱水などが関与していると考えられています。

ですので、意外といいのが有酸素運動
走れそうな人は、走ってもらうと痛みが軽減することがあります。
しかし、ほとんどは走れない人、走らなくても一汗かくような運動は効果的です。

そして、水分補給も大事。
気温が少しずつあがっており、知らず知らずのうちに脱水になっていることがあります。
朝方に足をつるのは、脱水の一つのサインとも考えられます。
脳梗塞などのリスクも高まるため、寝る前や夜トイレに起きた時は飲水しておいて損はないでしょう。