popliteus mのブログ

整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

【認知症を食い止めろ~ここまで来た!世界の最前線~】NHKスペシャル

【認知症を食い止めろ~ここまで来た!世界の最前線~】 2014年7月20日放送

アルツハイマー認知症に対して、3つの時期に分けて対応が紹介されていました。

①予防:発症25年前から5年前くらいまで
認知症のリスクファクターとして、糖尿病2.1倍、喫煙2.7倍、高血圧、肥満があり、生活習慣病の抑制が重要になる。
・運動、禁煙、減塩は予防になる。
・イギリスでは脳卒中、心臓病を減らす取り組みが成功し、認知症も減少した。

②維持:発症5年前くらいから発症初期
・抗血小板薬のシロスタゾールは、脳血管の運動を促進しアミロイドβの沈着を防ぐ。
インスリンは脳での糖の取り込み促す。
ともに、認知症の治療薬としては認可されていない。

③進行期・介護期
・徘徊、暴力などの行動、心理症状に対してユマニチュードが紹介。
・見つめる、話しかける、触れる、寝たきりにしないことが重要。
・行動、心理症状の背景として、ストレスホルモンの増加があり、触れるケアによりストレスホルモンの減少が認められ行動、心理症状が減少する例もみられる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

①③で言えば、本当に当たり前のことをやることが大切のようです。
①に関しては、睡眠がやストレス除去も重要になります。
しかし、その当たり前のことがなかなか出来ないのが現状です。
自分がなるだけではなく、介護する側になることも考えると、ほとんどの人が認知症に関わる可能性があります。
それぞれが当事者意識を持って、取り組んでいかないといけない課題です。