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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

私の右肩痛2)

前回(h26/10/11)
の約1週後から以下のような状態になりました。

VAS:0-1/10程度。
安静時:(ー)
動作時:(+)→(±):素早い肩甲骨面上の挙上動作の80度付近でクリックと痛み。
夜間時痛:(±)→(-)
ROM:OK→OK
結帯:肩峰下から肩前面上部にかけて圧迫感→OK

とほぼ症状はなくなり、気にならなくなりました。
挙上外転付近でのクリックと痛みは、炎症や痛みによって生じた棘下筋の機能不全と考えられたので、クリックの出る前後の角度で素早い回旋(5-10度幅くらい)を時々実施。
まだ、時々クリックと痛みは出ますが日常生活では問題無し。
数日前、鉄棒にぶら下がったり、逆上がりしたら少し痛みは出ました。


肩関節周囲炎で来院する方は、痛くなってすぐではなく数ヶ月たって、痛みや可動域制限がひどくなってくる場合がほとんです。

その間のことを聞くと、痛いくらいに動かしていた方がいいかと思って動かしていたり、頻繁に痛みのでる動作を確認している場合が多い様です。

指に切り傷があれば、その場所はあまり動かさないのと同じように、肩も炎症があれば過度に動かさないほうがいいと考えられます。

身体はうまくできているので、痛みが続くとそこを動かなくして守るような反応が出てくるので、余計動かなくなっていきます。

まずは、痛みの出る動作を控えて炎症をしっかりと治めることが第一になります。

セラピスト側においても、炎症期の見極めが付いていないと治癒を遷延化させて可能性もあるので注意が必要です。

自分で痛くなってみると、これあんまり他動的に触ってほしくないなという感じです。