幼児期の運動能力と運動習慣・生活習慣との関係
【1381:幼児期の運動能力と運動習慣・生活習慣との関係、瓜谷大輔、第49回日本理学療法学術大会(横浜)、2014.】
<対象>
・年長児131人(男児69人、女児62人、平均年齢5.6±0.3 歳)
・年中児116人(男児67人、女児49人、平均年齢4.6±0.3歳)
・計247人。
<測定項目>
・身長、体重
・運動能力(25m走、テニスボール投げ、立ち幅跳び)
:幼児運動能力研究会のMKS幼児発達運動検査を用いて最高5点、最低1点の5段階評価
・子どもの生活習慣に関するアンケート。
「運動・スポーツ関係の習い事をしている」
「園以外で運動・スポーツを週に3回以上している」
「園以外で運動・スポーツを1日1時間以上する」
「朝食を毎日欠かさず食べる」
「1日の睡眠時間が8時間以上である」
「1日のTV・ゲームが2時間未満である」
「保護者自身が現在、定期的な運動をしている」
<結果>
・高得点群:177人(男児102人、女児75人)→運動能力3項目がすべて3点以上
・低得点群: 70人(男児34人、女児36人)
・「1日の睡眠時間が 8 時間以上である」
:低得点群で80.0%(14名)<高得点群89.3%(158名)と有意に高い割合を示した。
・その他のアンケート項目では、2群間で有意な回答の差を認めた項目はなかった。
・運動能力に関連する要因:「1日の睡眠時間が8時間以上である」が選択。
※1日の睡眠時間が8時間以上である幼児は、そうでない幼児に比べ運動能力検査の結果が高得点である子どもが有意に多かった。
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寝る子は育つ。
幼児期では11-12時間、小学高低学年でも9-10時間くらいの睡眠はあったほうがいいようです。
となると、6-7時に起きるとしても幼児期では20時、小学生では21時には就寝したいものです。
普段家に帰る時間は21時ころなのですが、通りがかりの牛丼屋さんで、平日でもたまに子供連れを見かけます。
これから帰って、入浴したら何時に寝るのだろうと思ってしまいます。