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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

【過剰なリハビリ削減 効果見極め診療報酬制限 厚労省 来春から】日経より

【過剰なリハビリ削減 効果見極め診療報酬制限 厚労省 来春から】


2006年度から1日のリハビリ時間の上限は3時間になっています。

しかし、脳卒中などの患者では、リハビリが1日1-2時間と2時間超の場合での機能の回復の差が認められないことから、削減の方向になりました。


コストパフォーマンスが悪いということですね。


脳卒中患者のリハビリで、病院が受け取る診療報酬は、

3時間:18000円

2時間:12000円

となっています。


これを、客観的に考えてみると、

週6回を約5ヶ月間(22週)、

132回実施すると、

2376000円。


実際にこれだけの価値があるのかを、

実施する側もされる側も意識しないといけません。


PTやOTが、横について病院の周りを歩くだけでも診療報酬がかかっています。


「今から、私と歩きますが、10分につき1000円かかります」

歩きますか?

一緒に歩いているだけで10分1000円もらっていいですか?