.自動下肢伸展挙上時の大腰筋活動
【O-0803:自動下肢伸展挙上時の大腰筋活動、大久保雄、第50回日本理学療法学術大会(東京)、2015.】
<対象>
・健常男性9名(年齢:25±4歳)。
<方法>
・股関節屈曲0°から最大屈曲角度まで右側の自動下肢伸展挙上(ASLR)。
・大腰筋にはワイヤ電極、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、大腿直筋には表面電極を設置。
<結果>
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・ASLRの運動では、大腰筋は、屈曲後期になるほど筋活動量が高くなり、筋活動開始時点も腹筋群より早期に生じているようです。
・また、大腿直筋も早期に筋活動を開始し、他の腹筋群よりも活動が高くなっています。
・ASLRは、骨盤における荷重伝達機能の左右差を判定するのに用いられます。
・今回の結果や日常生活動作との関係、腰椎の剪断ストレスなどを考慮するとエクササイズとして用いるのは不適当かなと感じました。