徳島県理学療法士会会員の喫煙率および喫煙に関する実態調査
【徳島県理学療法士会会員の喫煙率および喫煙に関する実態調査、田野聡、第51回日本理学療法学術大会、2016】
・日本における死因の第10位
・COPDの原因の9割は喫煙。
<対象>
・徳島県PT会会員で施設等に所属する773名。
<方法>
・自記式アンケート調査票を送付し郵送にて回収。
<結果>
・607名(男性396名、女性211名)について分析(有効回答率78.5%)。
・喫煙者は:133名(21.9%)、過去喫煙者53名(8.7%)、非喫煙者は421名(69.4%)。
・男性30.8%:50歳代(45.5%)が最も多い。
・女性 5.2%:20歳代( 7.0%)が最も多い。
・敷地内全面禁煙:367名(60.5%)。
・呼吸器疾患に対する理学療法実施者:288名(47.4%)。
・COPDの原因の認知度:「知っている」472名(77.8%)。
・徳島県のCOPDによる死亡率の認知度:「知っている」208名(34.3%)。
・喫煙者ファーガストロームニコチン依存度:ニコチン依存中等度以上は32名(24.1%)。
・自覚症状:痰86名(64.7%),咳83名(62.4%),息切れ48名(36.1%)。
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2016年の国民の喫煙率は19.3%、徳島県PTの喫煙率21.9%・・・一般よりも多いなんて・・・健康産業に従事する者としてこれはいかんでしょ・・・。
ちなみに当クリニックPTは7名(男)いますが、いずれも非喫煙者です。
その前の、職場でも喫煙者はほとんどいなかったと思いますが・・・
整形疾患でも、背景に喫煙の影響があったり、治癒を遅延する要因にもなります。
タバコ吸ってたり、太っていたりすれば、説明や指導に説得力が欠けますよね・・・。