2016年10月に読んだ本1)
1)
職業としての小説家 [ 村上春樹 ] 1,944円 |
「実際には我々は地中で、日常生活という硬い表層を突き抜けたところで、『小説的に』繋がっています。僕らは共通の物語を心の深いところに持っています。僕が想定するのは、たぶんそういう読者です」
「ある意味においては、小説家は小説を創作しているのと同時に、小説によって自らをある部分、創作されているのだということです」
2)
母 [ 三浦綾子 ] 518円 |
3)
「あなたは自分を含めた人間が嫌いなのだ。人間の醜さがことごとく見えてしまうあなたは、敏感なのだから。だが、そういうあなたは社会的には排除される。だから、あなたも社会から離れようではないか。そのうえで、あなたなりに豊かに生きる道を探そうではないか」
「あなたが、思い出すのも鳥肌が立つほどの辛い体験があるとしたら、自分の最大の欠点を自覚しているとしたら、目をそむけたくなるほど嫌な自分の一面を知っているとしたら、それから目を逸らさず、それらをとことん観察しなさい。そして、それらを大切に『育てなさい』。そこにかならず、『固有の自分のもの』へのヒントが見えてくるはずである」
4)
5)
6)