popliteus mのブログ

整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

.2019年9月に読んだ本①

1)

 

★★★★

 

2)

★★★☆

 

3)

 

★★★☆

「生と死の時間は平行に流れている。むしろ死の重力がかからない生というのは、生でないと思う。その死の重力が圧倒的に強い。生きていることは、死の上澄みでしかないとさえ感じることもある。死の重力に必死になって抵抗しながら、我々は生きている。その抵抗こそが生きる意味ではないでしょうか」

ブッダは苦行を否定したし、八十歳まで生きたわけです。そのことが、「自己を解消すればいい」のではなく、「自己を解消するために自己を生きるんだ」という何よりの証拠ではないでしょうか」

 

4)

★★★☆

「言語と自意識と身体行為の致命的な相関性が、禅定において体験的に実証されるとき、言語作用によって何ものかを実体視すること(無明)の錯誤が発見される。これがすなわち、私の定義する『ブッダの悟り』である。

「『どのように』考えていいかわからない状態をそのまま維持して、言語に回収しきれない事態に直面し続ける行為、すなわち非思量においては、自己ー対象の二元構造は機能せず、自意識は溶解する。

「我々の自意識は、一定条件における行為様式から構成され仮設されている、暫定的な事態である」

 

5)

★★★

 

6)

★★★★

「将来を予測するためにいかなる公式を用いようとも、その公式のよって立つ土台はそんなに盤石なものではない」

「人間は、常に自分のしてきたことを自慢したがるが、素晴らしい功績もほとんどの場合、優れた計画によるというよりは単に幸運に恵まれたからに過ぎないのだ。ラ・ロシュフコー