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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

.【コーヒーの有効成分:ポリフェノール】

【コーヒーの有効成分:ポリフェノール

 

コーヒーの健康に対する有効成分の一つとして、ポリフェノールもあげられています。

 

・コーヒには、酸化防止作用や抗炎症作用のあるフェノール化合物など多くの物質が含まれ、それらががんや慢性疾患などの予防に重要な役割を果たす可能性(2017-パク)。

 

<機能>

1)抗酸化作用

2)血行促進

3)血圧降下作用

3)抗炎症-抗アレルギー作用

4)骨粗鬆症予防作用

5)視覚機能調整作用

6)認知機能維持作用

7)殺菌

8)その他

 

そして、ポリフェノールの中でもクロロゲン酸(カフェ酸)が注目されています。

 

<クロロゲン酸(カフェ酸)>

・コーヒー特有の香りと色の成分で浅煎りのコーヒーに多く含まれる。

・焙煎することでクロロゲン酸がカフェ酸に分解される。
 

<機能・効果>

1)抗酸化作用

2)糖尿病の予防

コレステロールを抑制、血糖値の上昇を抑制、糖分の吸収を遅らせる。

3)老化抑制作用

4)肝がん、肝硬変の予防。

5)血圧を安定させる。

 

カフェインと死亡率の関係が薄いとすると、ポリフェノールの効果が高いのかもしれませんが、まだそのあたりは明確でないようです。

未知の有効成分もあるかもしれませんし、栄養素の組み合わせや遺伝子の影響、香りなど五感の刺激、様々なファクターが影響しあって、死亡率を下げていることも考えられます。

 

参考・引用書籍や資料

・ヘルシーパス:今さら聞けないシリーズ ポリフェノール、No.7273、2020

白ワインは低糖質 しかも赤より殺菌効果が強力だった、日経Gooday、2019