.血液O型は病気に強い?コロナ感染も低リスク
先日、新型コロナウイルスについて、このような記事がありました。
「O型の人は他の血液型の人に比べて、新型コロナへの感染率が9~18%低かった」
「O型以外の血液型の間に統計的な差はなかった」
O型は感染症に対して耐性が強いという特徴がありましたが、新型コロナウイルスに対しても有効のようです。
最近は、病気に対する血液型による違いが少しずつ分かってきています。
少なくとも、性格よりは信憑性がありそうです。
【O型】
・人類の60%で、最も古い血液型。
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・感染症一般に対して耐性が強い。
・HIVの耐性が強い。
・ほかの血液型に比べて、膵臓がんになりにくい(2009-米国立がん研究所)。
<×>
・胃潰瘍:最も低いA型と比較して1.15倍高い(2017年-Journal of Epidemiology)。
・十二指腸潰瘍:最も低いA型と比較して1.3倍高い(2017年-Journal of Epidemiology)。
【A型】
<×>
・胃がん:最も低いO型と比較して約1.2倍高い(2010-カロリンスカ大)130)。
・唾液腺がん:最も低いO型と比較して約1.36倍高い(2016-カロリンスカ大)130)。
【B型】
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・膵臓がん:最も低いO型と比較して約1.7倍高い(2009-米国立がん研究所)。
・口腔がん:最も低いO型と比較して約1.49倍高い(2016-カロリンスカ大)。
・糖尿病:最も低いO型と比較して約1.21倍高い(2014-仏・国立保健医学研究所)。
【AB型】
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・脳卒中:最も低いO型と比較して1.83倍高い(2014年-バーモント大)。
・血栓症:最も低いO型と比較して2.24倍高い(2016-カロリンスカ大)。
・冠動脈心疾患:最も低いO型と比較して1.23倍高い(2010-ハーバード大)。
・認知障害:最も低いO型と比較して1.82倍高い(2014-バーモント大)。
【血液型】
・赤血球の表面にある表面抗原があり、A抗原を持っている人がA型、B抗原を持っている人がB型、両方持っている人がAB型、どちらも持っていないのがO型。
・O型は、人類の60%。
・日本人は、A型40%、O型30%、B型20%、AB型10%。
・北アメリカのインディアンは90%がO型。
・ヨーロッパはA型、アジアはB型が多い。
参考文献
・中川恵一:血液型と発症リスクの関係、日経新聞、2018
・あなたの血液型が「かかりやすい病気」、2018