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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

身体が資本

少し前に、
「BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”」
という本を読みました。

興味を持ったところは、
・人間は走るのに適した特徴を有している。
・長時間走り続けることで、走り倒して獲物を捕らえていた。
というところでした。

身体的特徴として
・項靭帯は、動物が速く動くときに頭を安定させる働きしかないため、歩く動物には必要ない。
・大きな尻も必要なのは走るときだけだ。
・同じように、アキレス腱も歩くときは何の用もなさない。
・ばねのような脚、ほっそりした上半身、汗腺、無毛の皮膚、太陽熱をためにくい直立した身体。
そのようなことから、
・われわれが世界一のマラソン走者であるのも不思議ではない。
としています。

そして、
・人間は年をとるから走るのをやめるのではない。走るのをやめるから年をとるのだ。

また、脳研究者の池谷裕二さんは、
「健康的な生活を送っていれば、たとえ100歳を超えても脳はそう簡単には衰えません。年を取ると集中力が衰えたような気になるのは体力のせいです。」と。

さらに、経済学者の池尾和人さんも
「人的資本は取り上げられないから、人的資本としてどれだけの価値を持っているだけが頼りですね。」と。

最後の池尾さんのは話が少しずれましたが、身体が資本です。
定期的に運動をしましょう。


BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”/クリストファー・マクドゥーガル

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