popliteus mのブログ

整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

膝関節

.【半月板 機能】

【半月板 機能】 前日の内容では、総軌跡長、下肢荷重比率に対して、半月板の影響はそれほど大きくなさそうということでした。 半月板の機能として考えられているものは、・関節適合性の関与・関節安定性の関与・荷重分散機能(衝撃吸収、圧縮応力の伝達と分…

膝前十字靭帯再建術に伴う半月板治療の違いが重心動揺や下肢荷重比率に与える影響

【O-0409:膝前十字靭帯再建術に伴う半月板治療の違いが重心動揺や下肢荷重比率に与える影響、鈴木弘大、第50回日本理学療法学術大会(東京)、2015.】<対象>・膝屈筋腱を用いたACL再建術326例。 :単独群121例(男性73例、女性48例、31.5±5.7歳):半月板の…

膝伸展筋力トレーニングが高齢者の膝関節滑液量に及ぼす影響

【O-0285: 膝伸展筋力トレーニングが高齢者の膝関節滑液量に及ぼす影響、小栢進也、第50回日本理学療法学術大会、2015.】<はじめに>・高齢者を対象として膝伸展筋力トレーニングを実施し、膝蓋上嚢の厚さの変化を調べた。 <対象-方法>・60歳以上の地域…

.膝内側側副靭帯:MCL

【膝内側側副靭帯:MCL:Medial Collateral Ligament】MCLは、浅層線維(sMCL)の脛骨近位部、脛骨遠位部、深層線維(dMCL)の半月大腿部、半月脛骨部の4つの線維からなる。sMCLは、大腿骨内側上顆から脛骨近位内側面、半膜様筋の終末端の軟部組織に付着す…

.膝関節軟骨修復術後のスポーツ復帰状況

0233「膝関節軟骨修復術後のスポーツ復帰状況 ─マイクロフラクチャー、骨軟骨柱移植、自家培養軟骨移植の比較─」平田 和彦:第47回日本理学療法学術大会、理学療法学39(1)、2012<対象>・膝関節軟骨損傷と診断され外科的手術をうけた患者33名。・MF:マ…

「重錘把持での歩行が膝内反モーメントに与える影響」

PI2-323「重錘把持での歩行が膝内反モーメントに与える影響」高木 優衣: 第46回日本理学療法学術大会、2011年<対象>・健常女性15名(年齢:20.6±0.8歳)・無負荷: 重錘なし・対側 :利き脚(ボールを蹴る側)と対側に3kgの重錘を把持・同側 :同側に3kgの重…

OF1-080「予期していない片脚着地動作の筋活動様式の性差」

OF1-080「予期していない片脚着地動作の筋活動様式の性差-落下と同時に接地脚を決定した片脚着地について-」加藤 茂幸第46回日本理学療法学術大会 2011年<目的>・予め規定した着地動作と、予期していない着地動作を比較し、各動作の筋活動様式の男女差を…

半月板 切除

【半月板 切除】 「本田は最長全治3カ月 年内W杯予選絶望」本田選手は、半月板の切除術をしたのかな?~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<手術成績はおおむね良好です>・67症例の平均12年の調査で78%は機能的に満足(2000-Higuchi)。…

PI1-318「Point Cluster法によるPCL損傷膝の運動解析」

PI1-318「Point Cluster法によるPCL損傷膝の運動解析-歩行動作における健常者との比較-」折田 直哉第46回日本理学療法学術大会 2011年 対象:片側PCL単独損傷者6名、 健常者 6 名 。 1)全ての測定膝・踵接地から荷重応答期 → 膝関節の屈曲、内旋および脛…

月経周期と歩行立脚初期の膝関節動揺の関係

PI1-315「月経周期と歩行立脚初期の膝関節動揺の関係」櫻井 好美第46回日本理学療法学術大会 2011年 ・歩行計測は、健常青年 15 名(男性 5 名,女性 10 名.平均年齢 21.5 歳)に対して 7 日ごとに合計 12 回実施した。 ・基礎体温の記録から低温期と高温期を判…

PI1-057「片側膝関節伸展制限は跨ぎ動作のバイオメカニクスに影響を与えるか」

PI1-057「片側膝関節伸展制限は跨ぎ動作のバイオメカニクスに影響を与えるか」 鈴木謙太郎第46回日本理学療法学術大会 2011年膝伸展角度を-10°にした場合、伸展制限なしに比べて・足底接地時の足底屈角度・Ankle Rocker(足底接地から踵離地)の足関節角度変…

.オスグット

【Osgood-Schlatter病】<特徴>・成長期のスポーツ障害・脛骨粗面に骨端核が存在する時期での、大腿四頭筋の牽引刺激により発症・身長最大発育量年齢の前後1~2年に発症(鈴木-2006)<力学的成因>・身体重心の後方化により、運動時の膝関節伸展モーメン…