popliteus mのブログ

整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

.シンスプリント 評価と理学療法

前回のブログでは、シンスプリントを牽引型と収縮型に分類してみましたが、第4回スポーツリハビリテーションワークショップでの、八木先生の話と絡めて見るとhttp://ameblo.jp/kisamaimomo/entry-10670583108.html1)牽引型・片脚ジャンプの着地時に痛みが…

.シンスプリント メカニズム

シンスプリントのメカニズムとしては、牽引型と収縮型に分類できるかもしれません。1)牽引型・足の内返し、足底屈筋群、特にヒラメ筋の牽引力の過剰が主因(横江-2008)。・ヒラメ筋内側線維は、内返し作用が強く、外返しで強い牽引力が加わる(横江-2008…

シンスプリント 病理、解剖.

シンスプリントの圧痛部位からは、後脛骨筋、長趾屈筋、ヒラメ筋、長母趾屈筋、骨膜、骨が挙げられました。病理学的な検討としては、1)骨膜炎 ・骨膜肥厚と骨膜下の骨新生の所見→1例(Michael-1985) ・骨皮質の骨新生の所見→35例中22例(Johnell-198…

シンスプリント 圧痛部位.

シンスプリントの圧痛部位前日のblogに記載した、研究会の報告では圧通部位を a)脛骨内側縁の頂点 b)後方の筋群 c)脛骨内側面 に分類していました。そこから、痛みの部位を推測するとa)長趾屈筋、骨膜b)後脛骨筋c)骨などの由来が考えられます。…

第4回スポーツリハビリテーションワークショップ「シンスプリント」.

10月2日:第4回スポーツリハビリテーションワークショップ、「下腿・足関節・足部のスポーツ外傷・障害」「シンスプリント」東京医科歯科大学大学院運動器外科学分野 八木茂典 先生痛み、復帰までの期間、MRI、圧痛部位、片脚ジャンプなどからシンスプリントを検討された報告…

アスリートの難治性下肢疲労骨折に対する治療 ②

10月2日:第4回スポーツリハビリテーションワークショップ、「下腿・足関節・足部のスポーツ外傷・障害」「アスリートの難治性下肢疲労骨折に対する治療」 順天堂大学整形外科、池田浩先生。 2)「跳躍型脛骨疲労骨折」跳躍型脛骨疲労骨折が難治性になりやすい要因としては、…

アスリートの難治性下肢疲労骨折に対する治療

10月2日は、第4回スポーツリハビリテーションワークショップ、「下腿・足関節・足部のスポーツ外傷・障害」に出席してきました。 http://tokyo-sports.net/rehabilitation/ 1つ目のお話は、順天堂大学整形外科の池田浩先生による 「アスリートの難治性下肢疲労骨折に対する治…