popliteus mのブログ

整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第7回SPTS「足部スポーツ障害治療の科学的基礎」

8月28日(日)は、第7回SPTS「足部スポーツ障害治療の科学的基礎」に行ってきました。足部の、解剖、運動学、評価、バイオメカニクス、疾患、治療成績などの文献レビューしたものを整理して発表してくれますので、とても勉強になります。足部のアーチ障害に…

月経周期と歩行立脚初期の膝関節動揺の関係

PI1-315「月経周期と歩行立脚初期の膝関節動揺の関係」櫻井 好美第46回日本理学療法学術大会 2011年 ・歩行計測は、健常青年 15 名(男性 5 名,女性 10 名.平均年齢 21.5 歳)に対して 7 日ごとに合計 12 回実施した。 ・基礎体温の記録から低温期と高温期を判…

千葉YTIC2回目

8月19日(金)は、千葉YTIC(ヨーガ療法士養成講座)2回目でした。「ストレスとヨーガ療法」ヨーガから見たストレスとは、心身の働きの速度が速すぎる状態と考えられています。ストレス・マネイジメントの過程は、第1段階:「緊張と弛緩の組み合わせ」第…

.骨間距踵靱帯の形態と機能について- 第 2 報 -

PI1-294「骨間距踵靱帯の形態と機能について - 第 2 報 -」壇 順司第46回日本理学療法学術大会 2011年・骨間距踵靱帯は、足根骨管靱帯、頚靱帯(以下 CL)、前関節包靱帯(以下 ACL)、深内側距踵靱帯(以下 DMTL)で構成されている。・骨間距踵靭帯の距骨下関節の…

多裂筋:萎縮VS運動療法

腰痛により生じた多裂筋の萎縮は、「多裂筋椎弓線維の片側性の萎縮は、症状が軽減した後も特異的運動を施行しないと回復しない(1996-Julie)。」ほったらかしでは、改善しない可能性があります。そして、「萎縮した腰部多裂筋が元の状態に戻るまでには約4週…

.多裂筋:腰痛との関係

【多裂筋と腰痛の関係】<椎間板性腰痛>・患側の脊椎レベルでの筋線維は、非患側よりも有意に小さい(2001-Yoshihara)。・椎間板障害と一致する腰神経後内側枝により単根性に支配されている多裂筋椎弓線維を片側性に萎縮させる(1996-Julie)。<神経根性…

多裂筋

横突棘筋の流れで、多裂筋へ。多裂筋の作用は教科書的には、伸展、同側側屈、対側回旋とされていますが、<回旋>・回旋にはあまり関与しない。・体幹の回旋筋とは考えにくい(Macintosh)。・回旋時に生じる回旋主動作筋の腹筋による屈曲作用の力を相殺する…

横突棘筋

「Functional Morphology of the Thoracolumbar Transversospinal Muscles」「横突棘筋胸腰椎部の機能形態」・5遺体の横突棘筋胸腰椎部を顕微解剖。・仙骨内側に付着する小さい筋が存在。・筋は非常に好気性で(typeⅠの割合が89%)、尾方に行くほどtypeⅠの…

PI1-281「肩腱板修復術後患者の棘上筋テスト時における僧帽筋の筋活動について」

PI1-281「肩腱板修復術後患者の棘上筋テスト時における僧帽筋の筋活動について」田島 泰裕第46回日本理学療法学術大会 2011年【方法】・肩腱板修復術を施行された13例13肩。・棘上筋テスト陰性(良好群) 6 肩、陽性(不良群) 7 肩に分類。・肩関節外転 30°…

PI1-276「加齢による脊柱アライメント変化の検討」

PI1-276「加齢による脊柱アライメント変化の検討」佐藤 成登志第46回日本理学療法学術大会 2011年<結果>1)胸椎後彎角・年齢との有意な相関が認められなかった。・成人群44.1°、高齢者群43.2°で有意な差はなかった。2)腰椎前彎角・年齢との有意な相関あ…