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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

第9回SPTS 下肢のスポーツ障害治療の科学的基礎

今回のテーマは「筋・腱・骨・骨膜」

肉離れ、筋挫傷、腱炎、鵞足炎、腸脛靭帯炎、下肢疲労骨折、シンスプリントなどの世界で発表された論文がレビューされました。

ハムストリングスの肉離れに対するストレッチの効果
・下腿の慢性コンパートメント症候群の疼痛発生メカニズム
・脛骨疲労骨折のリスクファクターとしてのフリーモーメントの存在
などとても勉強になりましたが消化し切れていないので、しっかりと整理したいと思います。

また、印象深かったのは蒲田先生のランチョンセミナーでの最後の一言。

「臨床現場へ」と、5つの「力」を提示してくれました。

1)収益力
・質だけを求めればいいという訳ではなく、しっかりと収益を求めることが大切だし、それが質も高める。
2)臨床力
・もちろんしっかりと結果を出すことが大切。
3)科学力
・科学的な根拠を持つこと。また、科学的な根拠を探求して、臨床とすりあわせていくこと。
4)発信力
・それらのことを発信していくこと。

そして、なによりも大事なのは、
5)努力
・汗水たらす、寝食を忘れて励む。

とても良い刺激になった1日となりました。