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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

4月に読んだ本1)

1)方法序説
私は一つの実体であり、その本質ないし本性は考えるということだけにあって、存在するためにどんな場所も要せず、いかなる物質的なものにも依存しない、と。したがって、わたしをいま存在するものにしている魂は、身体〔物資〕からまったく区別され、しかも身体〔物資〕より認識しやすく、たとえ身体〔物資〕が無かったとしても、完全に今あるままのものであることに変わりはない、と。

方法序説 (岩波文庫)/岩波書店
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2)吉田松蔭:
日本神話が「怪異」であることは否定できないし、それゆえ、日本の存在理由としての「皇国の道」の虚構性を暴露することもたやすい。しかし、その先の新たな地平を開く準備もないままに、自虐的に暴露のみをなすことには何の意味もない。だからこそ、あえて論じないことこそが「慎みの至り」なのだ。
吉田松陰: 「日本」を発見した思想家 (ちくま新書)/桐原 健真
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3)音読でこころにしみる菜根譚
「人を信ずるものは、人いまだ必ずしもことごとく誠ならざるも己すなわち独り誠なり。人を疑うものは、人いまだ必ずしもみな詐らざるも己すなわち先ず詐る(前集162)」
相手を信じてかかる人は、たとえ相手に誠実さが欠けることがあったとしても、少なくとも自分は誠実を貫いたことになる。つまり、自分を信じる人間は相手をも信じられるということだ。相手を疑ってかかれば、相手が必ずしも不正直とは限らなくても、自分はいつわりの心で対したことになる。つまり、自分を疑う人間は相手をも疑うということだ。
音読でこころにしみる菜根譚―釈宗演『菜根譚講話』 (座右の名著シリーズ)/イースト・プレス
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4)僕の死に方 エンディングダイアリー500日

生と死の狭間に生きる金子に寄り添い、私も共に生きることで、感じたことがあります。「死」は決してゴールではない、ということです。
「稚ちゃん、生きることと死ぬことって、やっぱり同じだよな」

僕の死に方 エンディングダイアリー500日/小学館
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