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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

PI1-081「ヒール高別にみた立位での体幹筋活動とアライメント」

PI1-081「ヒール高別にみた立位での体幹筋活動とアライメント 
    ー矢状面での変化に着目してー」矢口 悦子
第46回日本理学療法学術大会 2011年


異なるヒール高にて体幹筋活動とアライメントの変化を検討。

・足圧中心変化量では、
ヒール3、7cm 間にて有意に前方移動が認められた (p<0.05)。

・胸椎後彎角、腰椎前彎角、骨盤前方傾斜角では
いずれも有意差は認められなかった。

・アライメント指標では有意差は認められなかったが、
全指標とも裸足時より前方へ移動する傾向がみられた。

・%IEMG では全ての筋において有意差は認められなかったが、
胸部脊柱起立筋、腰部脊柱起立筋、腰部多裂筋では、
裸足と比較すると増加傾向がみられた。

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体幹のアライメントへの影響は意外と少ないようです。

腰部の筋活動が増加傾向にあり、
そこでコントロールしているのでしょうか。

考察のところでも触れられていましたが、
ハイヒールを多く履く人には、
筋筋膜性の腰痛が多い傾向があるかもしれません。