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整形外科クリニック理学療法士のひとり言。読んだ本、理学療法、サッカー観戦などとりとめなく

.超音波画像診断装置を用いた膝窩筋の観察

PI2-057「超音波画像診断装置を用いた膝窩筋の観察-機能的特徴の検討-」
曽田直樹:第46回日本理学療法学術大会、2011年

<対象>
・健常成人30名(年齢21.1)

<安静時の膝窩筋の筋厚>
・平均値は,9.4 ± 1.6mm。

<筋厚の増加が認められた課題の割合>
・下腿内旋時27名 (90% )
・膝関節屈曲時21名(70%)
・伸展時9名(30%)
・屈曲伸展で変化なし6名(20%)

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膝窩筋の屈曲-伸展の作用については、屈曲説、伸展説ありますが、今回の超音波の用いた評価では、屈曲時に活動する割合のほうが多いようです。

膝窩筋は、いったい屈曲、伸展どちらに作用するだろう?

膝屈曲-脛骨内旋 と 膝伸展-脛骨内旋
では役割がかなり違ってきます。

半月板の付着の個人差もあるし、興味深い筋です。