「足関節運動および間欠的空気圧迫法が下肢静脈血流速に与える影響」
OF2-012「足関節運動および間欠的空気圧迫法が下肢静脈血流速に与える影響」岩見 大輔: 第46回日本理学療法学術大会、2011年
<対象>
・健常成人(男性5名、女性4名、平均年齢28.6歳)。
<方法>
1)安静仰臥位
2)足部への間欠的空気圧迫法
3)足関節底屈の自動運動
4)足関節底屈の抵抗運動
以上の条件下での浅大腿静脈の血流速度をパルスドップラーにて左右それぞれ測定。
・自動運動:4 秒間に1回のペースで計10回反復運動。
・抵抗運動:60cmのセラバンド(シルバー)を足底に掛け、20cm伸長した状態で負荷を加えた上で、 自動運動と同様の運動を行った。
<血流速度(cm/sec):1)/2)/3)/4)>
①右浅大腿静脈
・15.6±1.6/21.3±1.5/60.8±4.1/76.7±3.3
②左浅大腿静脈
・13.6±1.3/19.2±1.4/50.7±4.0/66.0±5.4
・共に4)>3)>2)>1)の順に有意に速かった(p < 0.05)。
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下肢静脈血栓の予防や足のむくみの改善に対しては、
お金や時間をかけて、人や機械にしてもらうよりも、
自力で足を動かす方が効果がありそうです。