.ペットボトルと善行

10月より船橋市でもペットボトル回収が始まりました。


出し方は
１）ラベルとふたをはずす
２）中はカラにして、軽く水ですすぐ
３）つぶす
４）収集用のあみ袋に入れる


私は職場の土曜日の掃除当番なので、

１週間分のペットボトル捨てています。

そして、上記の作業をして感じたのは、
めんどくさい・・・というのはもちろんのこと、
いろんなゴミがでるということです。
キャップ、ラベル、ペットボトル、すすいだ水。

水分をたかが数100mlとるのに、なんかすごいもったいないことをしているように思えてきました。

ということで、最近はペットボトルやカンの飲み物は控えるようにしました。
（チルドカップは相変わらず飲んでいますが・・・）

しかし、これが善行かというとそうとも言えません。

皆が同じことを行ったら、関連する企業、個人に大きな損失が生じることになります。

環境面だけを考えたら善行なのかもしれませんが、今この世界を生きていく上には善行と言い切れない所があります。

ほんとうに善いことをするということは、とても難しいことです。

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「大切にしなければならないことは、ただ生きることではなくて、善く生きることである。」ソクラテス

「 諸悪莫作・衆善奉行（すべての悪しきことをなさず、善いことを行い、自己の心を浄めることーこれが諸の仏の教えである）」

と善行をすすめますが、

「この世には絶対的な善もなければ、絶対的な悪もない」村上春樹：1Q84

「完全な善などというものはないし、完全な悪などというものもないのですから」 ヴィヴェーカーナンダ：ギャーナ・ヨーガ

「いつの時代も、地獄への道は善意によって敷き詰められている」橘玲：大震災の後で人生について語るということ

というように、善行だと思っていても、一方ではそうでないこともあります。

そして、善いとか悪いとか言ってるなんて、まだまだだなぁという考えもあります。

「知性をそなえた人は、この世で、善業と悪業をともに捨てる。すべてのものに愛着なく、種々の善悪のものを得て、喜びも憎しみもしない人、その人の智慧は確立している。」バガヴァッド・ギーター

「あなたが無執着の感情をわがものとしたときには、もう、あなたにとっては善いも悪いもないでしょう。利己性だけが、善悪の区別をつくるのです」 ヴィヴェーカーナンダ：カルマ・ヨーガ

「悪を絶滅する唯一の方法は善をも絶滅することです。死を絶滅するためには、われわれは生をも絶滅しなければならないでしょう。死のない生や、不幸を認めない幸福は矛盾です」 ヴィヴェーカーナンダ：ギャーナ・ヨーガ

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善く生きる、または、善悪を超越して生きる。

ともに、ほぼ不可能なことですが、人生の目標としてはいいなと最近思っています。