【備忘録】「Nスペ:アルツハイマー病をくい止めろ!」
「Nスペ アルツハイマー病をくい止めろ!」
<発症までの経過>
・アミロイドβの蓄積 → タウの蓄積 → 脳神経細胞の死滅 → 特に海馬の萎縮 → 記憶、認知機能などの低下
1)アミロイドβの蓄積
・脳の活動による老廃物で、シナプスに傷を作る。
・発症の約25年前から始まる。
2)タウ(タンパク質)の蓄積
・シナプスの傷は、タウを神経細胞に蓄積させ、神経細胞を死滅
させる。
・発症の約15年前から始まる。
3)海馬の萎縮
・神経細胞の死滅は、海馬の萎縮をもたらし、記憶力を低下させ
る。
<治療>
1)アミロイドβ
a)質の良い睡眠
・起きている時に増加し、睡眠中に髄液と一緒に脳の外に排出
される。
・時間よりも質?
b)薬(ガンテネルマブ)
・アミロイドβを取り除く。
・しかし、発症後はアミロイドβは減少傾向で、発症してから
投与しても効果は低い。
・家族性アルツハイマー病の家族を対象に臨床試験中(結果は
2年後)。
2)タウ
a)薬(LMTX)
・タウを分解し、認知機能を維持。
・臨床試験中(結果は2年後)。
3)海馬の萎縮
a)運動
・各種の運動(タンデム歩行、 歩行+しりとり、歩行+計算な
ど)で海馬の萎縮を改善。
・運動(成長ホルモン→BDNF→神経細胞の増加)+計算など
(シナプス活性化)。
<生活習慣要因>
・アルツハイマー病発症率の増加と糖代謝異常の増加が相関。
・動物性脂肪を多く含む食生活の変化が要因か?
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アルツハイマー病予防で出来ることは、
40-60代では、良質な睡眠を取ること、生活習慣病になるようなライフスタイルを取らないことが大切のようです。
60代後半位からは、各種の運動を取り入れるとより効果的かもしれません。