.2014年 気になった言葉② 生死・恐怖・怒り・悲しみ・愛する
<生死>
「無知な人は、死を、自分と愛する人々を永遠に隔ててしまう越えることの出来ない壁、とのみ思っている。しかし、万物を神の現れとして愛することを知っている執着のない人は、死とはその愛するものが再び喜びに満ちた最高のいこいの場所である神のふところに戻るだけだということ理解している」
パラマハンサ・ヨガナンダ:あるヨギの自叙伝
「自己の生に徹することによって生を超えると共に、そこにおのずから死をも超える道が開かれてくるのであります。かくして人生を真に徹して生きる人には、生死はついに一貫となり、さらには一如ともなるわけであります。 すなわちその時、死生はついに別物ではなくなるのであります。すなわちそこには、自分の使命に生き切ったということに対する無限の喜びが、死に対する恐怖を感じさせなくなるわけです」
森信三:修身教授録 (致知選書)
「死を考えても、私は泰然自若としていられる。なぜなら、我々の精神は、絶対に滅びることのない存在であり、永遠から永遠に向かってたえず活動していくものだとかたく確信しているからだ」 ゲーテとの対話 上 (岩波文庫)
「未練がないと申すは、この世に残る者の心を気遣うてはおらぬと言っておるに等しい。この世をいとおしい、去りとうない、と思うて逝かねば、残された者が行き暮れよう」 蜩ノ記 羽根藩 (祥伝社文庫)
<恐怖・怒り・悲しみ>
「恐怖は正面から直視せよ。そうすれば消えてしまうものだ」 パラマハンサ・ヨガナンダ:あるヨギの自叙伝
「怒りは、自分の期待が裏切られた時に生ずるものだ。わたしはひとに何も求めてはいない。だからひとがどんな行動を取ろうと、裏切られることもない」
パラマハンサ・ヨガナンダ:あるヨギの自叙伝
「頭にきたとき 自分が悪い」 福島正伸:僕の人生を変えた29通の手紙
「本当の個人の悲しみは他者と共有できるものではなく、自分で解決するしかない」 山田太一
<愛する>
「肌の色や出自、信仰の違いなどを理由にして、他人を憎むよう生まれつく人などいない。人は憎むことを学ぶのだ。ならば、愛することだって学べる。愛は憎しみよりも自然に人間の心に届くはずだ」 ネルソン・マンデラ
「賢治の世界では、善は悪と戦おうとしません。善は悪を抱きしめるのです」 ロジャー・パルバース:賢治から、あなたへ 世界のすべてはつながっている